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Kiss 2 You
東方神起 2U/スキカップルの小説ブログです。 妄想と捏造で出来ています。
ハルシオン・デイズ番外(後編)




そうして翌々日、僕たちはテコンドー部の新歓コンパで初めて酒を飲み、僕たちの間に漂っていた気詰まりな空気は漸く緩みだした。


それにしても大学の空気なのか体育会系のノリなのか、僕は少し戸惑いながらもその空騒ぎの雰囲気を好もしく感じていた。自分には馴染みのない、ユノの所属している人間関係を、疎外感というよりは寧ろ愛おしむような気持ちがしたのは、酔いで気分が高揚していたせいなのかもしれない。

何となく想像していたとおり、ユノは先輩たちから相当可愛がられているようで、もちろん歓迎の意味もあったんだろうけど、ユノのグラスにはみんなから次々とビールが注がれる。僕はその先輩たちの愛情のお裾分けをもらうように、隣で同じように注いでもらい、何だかありがたいような申し訳ないような、でも単純に嬉しくて、楽しかった。だけど、入部に関してはユノは頑固で、「ぜひ入部してほしいな」「俺が基礎から教えてあげるよ」「俺も大学から始めたんだ」等々の誘い文句にいちいちダメです、ダメですと繰り返してばかりいた。


日付がかわるころ、僕たちは席を中座して酔い覚ましに2人で寮の外に出て、もうこのまま歩いて帰ろうか、寮で朝まで先輩たちにつきあうべきか、まあユノは暑苦しい人間関係が好きみたいだから、先輩の許可なく帰ることはないだろうと、寮から少し離れた駐車場のフェンスを背にして僕は半ば倒れこむようにしゃがみこんだ。
そうしてぐったりした様子で僕に身を預けるように凭れかかってきたユノは、珍しく外でキスをしてきた。

ひとつ、ふたつ、みっつ・・・何度も、長く。
アルコールが混じってるから、多分、いつものより大人のキス。
何だか、いつもより気持ちがいい・・・ふわふわと宙に浮かんでるみたいなんだ。

そうしてそのまま、ユノは普段ならありえないくらい躊躇いもなく、僕の襯衣の裾から手を入れた。寮からは陰になっていて見えないとは言え、僕たちと同じように誰か酔い覚ましにでも来たら・・・そうやって折角少し自制しかけたのに、ユノのあの細くてきれいな指が僕の躰をなぜているんだと思うと、そっちに神経を集中しないともったいない気がして、僅かな月明りしかない駐車場の隅で僕は、フェンスに凭れながらおとなしくユノのするのに任せていた。

肌が頻りにぞくぞくと粟立つのはまだ少し底冷えのするせいなのか、けれどユノは酔いも手伝ってかいつになくせわしない様子で、ああ漸くユノの遠慮のない感情を見れるのかなと、僕はそんなユノが愛しくて仕方なかった・・・けれど、そのままベルトまで緩めようとするユノに少し不安になって僕はやっと抗う素振りをしてみせた。


「ユノ、ユノくんっ・・・」
「・・・うん、」

ユノは少し眠そうなくぐもった声で応えはしたものの、僕の不安げな様子は特に気にならないようで、そのまま行為を続けようとする・・・
もう、マジかよこいつ・・・

「待って、ね、待ってって・・・」
「んー・・・」

そのくせ脱がせやすいようについ腰を浮かせた自分も悪いんだけど、初めてだって言うのに、今まで散々ひとつのベッドで一緒に寝てきたってのに、いくらでもそうする機会はあったってのにさ、こんなところで、こんな姿勢でするとか・・・

マジで・・・?


アスファルトについた掌に細かい小石が刺さって痛くて、僕はもうとりあえず無我夢中で半身を起こして膝立ちになりながら眼前のフェンスにしがみつき、何とか体を安定させようとしたけれど、何しろ普段素面のときでさえ力加減のできない人間が慣れない酒で酔っ払っているもんだから、もう、どうしようもない・・・


い、たいっ・・・


ちょっ・・・と、それ、ムリっ・・・!

いたい!
ムリ!ムリーーー!!!


・・・お前こんなん、俺が処女だったらぜってー入ってねーからな・・・!!!


内心で毒づきながら、僕はもういつものように楽な姿勢で快楽を味わうセックスを諦め、快感というより物理的な反応でこぼれ出そうになる声を必死で塞き止めて、ただただ僕の両脚の間でちゃんと興奮してくれてるユノを受け止めた。


そういや・・・
弟くんとも、初めてのとき、こんなだったかな・・・


この・・・ケダモノ兄弟め・・・


「ゆちょ、んっ、」
「んっ・・・な、なに?」


不意に耳元で取り乱したような呼気の合間に、不意に名前を呼ばれて、ああせめて睦言めいた言葉でももらえるのかなと、そんな浮かれたことを酔っ払いに期待した僕がバカで、何か言いかけてはグダグダとするユノに焦れている間にうやむやになり、それでも、少ししてからイったあとに、そのまま後ろからぎゅううっと抱きしめられると、少し汗ばんだ下肢もこうまで密着していたらさほど寒さも感じないくらいで、何故だかユノがずっとこのまま抱いててくれそうな錯覚を覚えるほど、僕は幸せな気持ちに満たされた。
ホント、僕って、どこまでお手軽なんだ・・・


そうやって暫くして、酔いと性欲がおさまったら、またいつものユノに戻っちゃうのかなあと思っていたら、僕がグズグズと地面に崩れ落ちそうになるのを優しく受け止めながら、やけにしんみりとした調子で呟いた。


「あのー・・・」
「うん・・・?」
「あのさ、」
「うん」
「ユチョン、」
「うん」
「そのー・・・ごめん・・・」
「え・・・いいってそーゆうの・・・」
「んー・・・」


僕だって、わかってるんだけど。初めてするってのにこんな、ムードなし前戯なしゴムなしで中だし青姦とか、ほんっっっっっとうにあり得ないって、わかってるんだけど。
けど、何だか、ユノに対しては、何一つ言えないって、やばいよな、僕は・・・盲目にもほどがあるな。


「俺、ユノのこと好き・・・」
「え?・・・ホント?」
「うん、」


でも、とりあえずこの場ではこの件はもうそれっきり切り上げようと、手早く身仕舞いして、ユノのズボンからはみ出た襯衣の裾をきれいに入れ直してあげて、互いの頬が少しほてっているのも、目が潤んでいるのも、全部お酒のせいだということにして、ユノに早く寮に戻ろうと促した。


寮の入り口で、絡めていた指をとく間際に、僕は何だか急に寂しくなって、ユノを繋ぎとめるかのように囁いた。

「また、してね・・・?」
「・・・ほんとに?」
「うん」
「・・・いつ」
「え?それ今聞くこと?」
「え?」

別に、お愛想で言ってるわけじゃないけど、何て言うんだろう、歯医者の予約じゃあるまいし、「え?」じゃねーよと思うんだけど・・・
こんなん愛してあげられるの、絶対に僕しかいないよな、そうだよな。うん。

「いつとかじゃなく、毎日して」
「毎日?」
「ダメ?」
「いや・・・そればっかりになってもなあ・・・」
「ふふ、一度飽きるまでしよっか、」
「・・・いやー・・・うーん・・・あのー・・・いや・・・」

相変わらず本気で考え込むユノはもうバカみたいで可愛くて、僕はどうにかなってしまいそうだ。

冗談めかして言ったことだけど、割と律義に僕たちはそれを実行して、でも、欲なんていい具合に治まるものでもないらしく、飽きるまでするのに一体どれくらいかかるのか、結局、1回生の前期から僕たちはかなりの単位を落としてしまい、否が応にも自制せざるを得なくなった。


(おわり)


ここまで書いておいてなんですけど、もしかして私わんこ攻めの解釈間違ってるのでは・・・これは普通に散歩中発情してるワンコロちゃんでは・・・
はぁー2U難しいです!


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[2018/09/06 10:43] | ハルシオン・デイズ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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