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Kiss 2 You
東方神起 2U/スキカップルの小説ブログです。 妄想と捏造で出来ています。
ソルスタディ 13


僕は机に浅く腰かけ、絆創膏を探して卓上の抽斗を開け閉めしながら、彼に椅子を勧めたけれど、彼は座ろうとしないで立ちつくしていた。
やっと見つけた絆創膏を貼ろうと彼の腕をとると、彼は徐に傷口を僕の眼前に差し出す。

「消毒、してよ」

どうやって?と彼の顔を覗き込むのと同時に、あ、そういうことか、と気づいたものの、彼は僕があまりにも素朴に聞き返した所為か、却って照れたようにさっと目をそらした。

「ん、何でもない、」

ごまかすように体操服の襟端で口元の汗をぬぐうと、ふわりと、何とも言えない甘く柔らかい匂いが漂って、僕は頭が芯からじんと痺れたようになった。
ああもう、眩暈がしそう・・・10代ってこんな匂いがするんだな。
この子に・・・めちゃくちゃにされたい・・・

「ダメだ」って頭の中で反響する自分の声をききながら、僕はゆっくりと彼の腕を引き寄せて、かすかに血の滲んでいる肌を味わうようにそっと吸った。
錆びた鉄と、塩の味・・・

これは消毒なんだ、性的な意味なんてないんだ・・・
自分に言い聞かせるというより、彼に僕のあさましい想いを気付かれないようにそう思いめぐらす。

「・・・あ、ごめん、先生・・・僕、」

そんな僕をあざといなんて思いもしないのか、彼は僕に触れないように、つまらない冗談だったんだと言い訳しようとしていたのに、僕はわざと彼の逃げ道を塞いだ。そうしたら彼はあっさりと逃げるのをやめて、僕たちは磁石のように、いとも簡単に互いに引き寄せられてしまった。


ただ触れているだけのキスでは物足りなくて、少し彼の下唇を吸ってみたら、彼も同じように真似をする。その様子が可愛くてたまらず吹き出すと、彼はそれが面白くなかったようで、むきになって顔中にキスしたあと、何か思い出したかのようにまたゆっくり唇に吸いつく。

稚拙だろうと、一心不乱なキスを受けとめるのは心地いい。
力加減を知らないように強く抱きしめられるのも。
こんなに気持ちのいいことを、我慢するなんて僕たちには到底無理で、彼の肩越しに僕はどこか他人事のように壁に貼られた今月の行事予定をちらりと眺め、すぐに目を逸らして彼の少し汗ばんだ髪に顔を埋めた。


(つづく)


体臭フェチではないんですが、とびきりいい匂いの躰は滅多に出会わない分結構理性が揺らぐような。10代の体臭は天然の香水ですね~。


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[2014/12/17 17:43] | ソルスタディ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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